「日本伝統絞りの技」という本と和紙の折り締めを参考に、藍の板締め絞りに挑戦してみました。布を折る時は屏風だたみにするところがポイントのようです。アイロンを使って折り畳んでいきました。紙だと簡単だったのに、布だとそれなりにボリュームがあるので、えっこらしょっという感じで折っていきます。今回は100x100cmの木綿布を使って染めました。
今回は布を「正三角形」と「正方形」に折って、100円ショップで買ってきた板を適当にノコギリで切り、太めの輪ゴムでしっかり固定しました。染めている時に何気なく板に力を入れていたら、板がパキッと割れました。板選びも重要そうです。集成材のような板のほうが割れにくいかもしれません。DIYショップの端材コーナーにある木材でも良いかもしれません。
染める前に水に入れて布を湿らせておきました。染まる面積が小さいので、特に水に浸して置く必要はなかったかも?と後になって思いました。
「藍染め液に3分入れる→空中酸化5分」を2〜3回繰り返します。板で挟んだ布(白い部分)を藍染め液で汚さないように注意深く板をはずします。流水で洗います。
シンプルですっきりした形になりました。このかすれ具合は普通に染めても出せないでしょう。
こっちは板が割れたせいでにじみました。力強い形になりました。布の折り方や、板の置き方によって、いろいろな形が出せそうです。
板締め絞りは、糸と針を使った絞り染めに比べると簡単ですが、ダイナミックな形にできるところが楽しかったです。染めた布は、モダンキルトに使ったり、シンプルな腰エプロンに良さそうです。少しずつ板締め絞りも試行錯誤してやっていこうと思います。